アルバムの感想なのに音楽的なことを一切書いていない

静かに静かに時々沸きながら時々涙ぐみながら聴いています。




とても良いアルバムです。少なくともわたしは大好きです。個人的にはアニソンのCDやゲームのサントラのような印象を受けました。統一感は無いけど不思議とまとまっているような。わたしは幼少のころアニメやゲームが大好きでそういう音楽を聴いて育ったのでなんとなく懐かしい感覚。特に「サンキュー」はライジンオーの「僕たちからありがとう」を思い出しましたっつっても誰もわかんないだろうけど(笑)。トンチキながら泣ける構成に滾ります。ブラスバンド最高。
発表直後は「制作費が無いのかな…」なんて邪推してしまった各メンバーによる作詞や作曲や演奏も、完成した今となっては色々な意味で味わい深く楽しいです。作詞って本当に性格や考え方が滲み出るんですねえ。「この子がこんなことを思ってたんだ」という新鮮な驚き。今後作詞してないメンバーの作詞も見てみたいなー。(もちろんメンバー作詞曲ばかりを望んでいるわけではありませんが)
そんなこんな曲たちが集まって出来たアルバムは本当に、『今のタイミング』でしか生まれえなかったものだと思います。CDが全然出なかったりなかなかテレビに出られなかったり、他にも色々な困難を経験した過程があるから今、こんな素敵な(拙い部分も含めて)アルバムが出来たのだと。そう考えるとあの苦しい期間にさえ感謝できるような気がします。…いや、やっぱりそれはいやかな、どうかな(笑)。
辛いことに堪えたからって必ず報われるわけでもない世の中ですが、今後さらにあの10人が輝ける場が増えることを祈らずにはいられない。聴きながらそんなことを思いました。
JUMPは奇跡のようです。